攻略法

ベーシックストラテジーは稼げる?そのやり方と実践結果による考察を解説

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ブラックジャックにはプレイヤーが有利にゲームを進められる「ベーシックストラテジー」という攻略法があります。これは表を見ながらプレイするという面倒さがあるものの、長期的には稼げる可能性が高いことでも有名です。

ここではベーシックストラテジーの使い方とメリットや注意点、さらに実践プレイの結果とそこからわかることを解説しています。

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ベーシックストラテジーとはどんな攻略法?

ベーシックストラテジーはブラックジャックで使用する攻略法です。ディーラーとプレイヤーに配られたカードの組み合わせにより勝率が計算され、その結果として最適なアクションが表として記されています。

プレイヤーのハンド(配られたカード)がディーラーのハンドに対して有利か不利かを判断したうえで示されるアクションなので、必ず勝てる攻略法というわけではありません。長くプレイすることで確率的に有利になるのが特徴です。

オンカジでベーシックストラテジーは使える?

ベーシックストラテジーはブラックジャック専用の攻略法ですが、オンカジで利用できます。

オンカジにはプログラムでゲーム進行するテーブルゲームと、スタジオでディーラーがゲーム進行する様子をライブ配信するライブカジノがありますが、そのどちらでも使えます。

ライブカジノはアクションを選択する時間に限りがあるので、ベーシックストラテジー表に書かれている指示と間違えないのうに操作することが大事です。

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ベーシックストラテジーが使えるゲーム

ベーシックストラテジーが使えるカジノゲームはブラックジャックです。オンカジで遊べるブラックジャックにはいくつかの種類がありますが、いずれもベーシックストラテジーの使用対象となります。

ベーシックストラテジーの使い方

ハンナ
ハンナ
それではベーシックストラテジーの使い方を説明します。

① ストラテジー表を用意する
② ストラテジー表に従ってアクションを決める

詳しく説明します。

① ストラテジー表を用意する

ベーシックストラテジー表は次の3種類があります。マークそれぞれのアクションは次のようになります。

H:ヒット
S:スタンド
D:ダブルダウン
R:サレンダー
P:スプリット

【ハードハンド用】

プレイヤー側
(最初の2枚)
ディーラー側(アップカード)
2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
8以下 H H H H H H H H H H
9 H D D D D H H H H H
10 D D D D D D D D H H
11 D D D D D D D D D H
12 H H S S S H H H H H
13 S S S S S H H H H H
14 S S S S S H H H H H
15 S S S S S H H H R H
16 S S S S S H H R R R
17以上 S S S S S S S S S S

配られたハンドに「A(エース)」がない場合のベーシックストラテジーです。

【ソフトハンド用】

プレイヤー側
(最初の2枚)
ディーラー側(アップカード)
2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
A・2 H H H D D H H H H H
A・3 H H H D D H H H H H
A・4 H H D D D H H H H H
A・5 H H D D D H H H H H
A・6 H D D D D H H H H H
A・7 S D D D D S S H H H
A・8 S S S S S S S S S S
A・9 S S S S S S S S S S

配られたハンドに「A」を含む場合のベーシックストラテジーです。

【スプレッド用】

プレイヤー側
(最初の2枚)
ディーラー側(アップカード)
2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
2・2 P P P P P P H H H H
3・3 P P P P P P H H H H
4・4 H H H P P H H H H H
5・5 D D D D D D D D H H
6・6 P P P P P H H H H H
7・7 P P P P P P H H H H
8・8 P P P P P P P P P P
9・9 P P P P P S P P S S
10・10 S S S S S S S S S S
A・A P P P P P P P P P P

同じ2枚のカードが配られた場合のベーシックストラテジーです。

ベーシックストラテジー表はネット上でダウンロードできますが、用意されているものには多少違う部分もあります。基本的にはどれを選んでも問題ありません。

② ストラテジー表に従ってアクションを決める

ベーシックストラテジーはチップをベットしてゲームに参加し、プレイヤーに2枚のカードが配られてディーラー自身もカードを2枚配り1枚がオープンの時に使用します。

たとえば最初に配られたカードが「8♤5♧」ならハードハンド用の「13」の列をチェックします。そしてディーラーのアップカード(表向きのカード)が「8」であれば「ヒット(カードを追加)」を選択します。

ハンドが「A♡4♢」でディーラーのアップカードが「6」ならソフトハンドのベーシックストラテジーをチェックして、「ダブルダウン(賭け金を2倍にしてカードを1枚のみ追加する)」を選択します。

ベーシックストラテジーの実践例

実際にオンカジのテーブルゲームでのブラックジャックをプレイしてベーシックストラテジーを使ってみましょう。賭け金は1ドル(ここではユーロ表示)とします。

ベーシックストラテジーの実践例

1回目:負け

1回目:負け

ハンドはハードハンドの「16」でディーラーが「2」なので、ベーシックストラテジー表では「スタンド」となっています。

収支:-1ドル

ディーラーは「20」となり負けます。

収支:-1ドル

2回目:勝ち

2回目:勝ち

ハードハンドの「16」に対してディーラーが「5」なので、ベーシックストラテジーでは「スタンド」となっています。

収支:±0ドル

ディーラーがバーストしたので勝ちます。

収支:±0ドル

3回目:勝ち

3回目:勝ち

プレイヤーはブラックジャックとなり勝ちます。

収支:+1.5ドル

4回目:負け

4回目:負け

ハードハンドの「12」に対してディーラーは「2」なので「ヒット」を選択します。

収支:+0.5ドル

プレイヤーはバーストし負けます。

収支:+0.5ドル

5回目:

5回目:負け

ハードハンドの「9」に対してディーラーは「5」なので「ダブルダウン」を選択します。

収支:-1.5ドル

プレイヤーは「15」でディーラーが「18」となり負けます。

収支:-1.5ドル

※ 画面はダブルダウンしていなかったので-0.5ドルとなっています

ベーシックストラテジーのメリット

ベーシックストラテジーのメリットは確率をもとに勝ちやすいアクションを選べることです。次の表は配られたカードごとのバーストする確率です。

【ディーラーがバーストする確率】

アップカード バーストする確率
2 35.30%
3 37.56%
4 40.28%
5 42.89%
6 42.08%
7 25.99%
8 23.86%
9 23.34%
10,J,Q,K 21.43%
A 11.65%

【プレイヤーがバーストする確率】

ハンド合計数 次のヒットでバーストする確率
11以下 0%
12 31.00%
13 38.55%
14 46.15%
15 53.85%
16 61.54%
17 69.23%
18 76.90%
19 84.62%
20 92.30%

ベーシックストラテジー表はこのような確率を利用して作成されているので、長くプレイすれば確率的にはプレイヤーが有利になる点がメリットとなります。

ベーシックストラテジーのデメリット

ベーシックストラテジーにはどのようなデメリットがあるのかも把握しておきましょう。

ストラテジー表が必要

ベーシックストラテジーは3種類のストラテジー表が必要です。内容をすべて暗記していない場合は、表をチェックしながらプレイすることになります。

オンカジであれば表を見ながらプレイできますが、ライブカジノで使用する場合には内容を覚えておかなければなりません。

またストラテジー表の指示どおりにアクションをする必要があるので、間違えないようにすることも大切です。

利益が出るまで時間がかかることがある

ベーシックストラテジーは1プレイごとに勝つためのブラックジャック攻略法ではありません。長期的に勝率が高まる方法なので、利益を出すまで時間がかかることがある点もデメリットとなります。

ベーシックストラテジーを活用するポイント

ベーシックストラテジーは表のとおりにアクションを選択するだけのシンプルな攻略法です。まずは表の指示を間違えないようにしましょう。もちろん1回や2回間違えても致命的なミスとなるわけではありませんが、ミスの回数が多くなると勝率にも影響が出てきます。

時に負け続けることもあるので、その場合には賭け金を少し増やしてもよいでしょう。勝率が50%近くになれば、連敗時の損失を賭け金を増やしてから回収できます。

ハンナ
ハンナ
ベーシックストラテジーを基本として自分なりに賭け方を工夫するのもよいでしょう。

まとめ:ベーシックストラテジーに慣れておこう

ブラックジャックはベーシックストラテジーに従ってプレイすれば有利にゲームを進めることができます。オンカジであれば表を見ながらプレイできますが、できれば内容を覚えるとよいでしょう。まずはオンカジのフリープレイを使ってベーシックストラテジーに慣れてみてはいかがでしょうか。

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ベーシックストラテジーの実践レポート

ハンナ
ハンナ
オンカジのテーブルゲームにおけるブラックジャックで、デモプレイを使用しての実践結果をご紹介します。

実践プレイの条件

ベット額はすべて1ドルとし、ダブルダウンの時のみ賭け金を2倍にしています。

ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「A(エース)」の時はBJ(ブラックジャック)が完成していることで負けることを回避する保険の「インシュランス」ができます。しかしここではインシュランスを選択せずにそのままプレイしています。

ハンナ
ハンナ
次に表の見方を説明します。

H(ヒット)でカードを追加した場合には下の段にゲームが続きます。その際には回数に「-1」や「-2」をつけています。

S(スタンド)した場合にD(ディーラー)のダウンハンドと追加したカードを一緒に記載し、勝敗と損益を記しています。ダブルダウンの場合には2枚目のカード追加がないので「S(スタンド)」ではなく「−」と表記しています。

アクションのマークは次のようになっています。

H:ヒット
S:スタンド
D:ダブルダウン
R:サレンダー
P:スプリット

結果の「△」は引き分けです。色が付いている合計数は勝敗が決まった時点のものです。

実践プレイの結果

全部で40回実行しています。

回数 ハンド 合計数 D
アップカード
アクション D
ハンド
D
合計数
勝敗 損益 トータルの損益
1 7 5 12 8 H
1-1 7 5 5 17 8 S 8 K 18 × -1 -1
2 J 10 20 K S K 5 J 25 +1 0
3 3 7 10 2 D
3-1 3 7 5 15 2 2 7 8 17 × -2 -2
4 4 10 14 4 S 4 Q K 24 +1 -1
5 6 K 16 Q H
5-1 6 K 6 22 Q Q 10 20 × -1 -2
6 4 7 11 7 D
6-1 4 7 2 13 7 7 J 17 × -2 -4
7 9 9 18 8 S 8 5 J 23 +1 -3
8 A A 2/
12
8 P
8a A J 21 8 8 7 6 21 0 -3
8b A 6 17 8 8 7 6 21 × -1 -4
9 J 4 14 5 S 5 8 8 21 × -1 -5
10 J 8 18 10 S 10 9 19 × -1 -6
11 A 6 7/
17
A A Q BJ × -1 -7
12 2 7 9 7 H
12-1 2 7 6 15 7 H
12-2 2 7 6 10 25 7 7 K 17 × -1 -8
13 2 9 11 6 D
13-1 2 9 9 20 6 6 J 2 18 +2 -6
14 6 Q 16 9
14-1 6 Q A 17 9 S 9 8 17 0 -6
15 4 4 8 J H
15-1 4 4 K 18 J S J 2 8 20 × -1 -7
16 3 4 7 5 H
16-1 3 4 5 12 5 S 5 Q 8 23 +1 -6
17 3 K 13 2 S 2 3 5 3 K 23 +1 -5
18 Q A BJ Q Q Q 20 +1.5 -3.5
19 6 7 13 3 S 3 Q J 23 +1 -2.5
20 A 3 4/
14
10 H
20-1 A 3 6 10/
20
10 S 10 7 17 +1 -1.5
21 9 5 14 J H
22 9 5 3 17 J S J 8 18 × -1 -2.5
23 3 6 9 3 D
23-1 3 6 7 16 3 3 5 4 10 22 +1 +0.5
24 7 J 17 6 S 6 J 6 22 +1 +0.5
25 A 3 4/
14
7 H
25-1 A 3 J 14 7 H
25-2 A 3 J K 24 7 7 10 17 × -1 -0.5
26 K 7 17 4 S 4 9 A 8 22 +1 +1.5
27 Q 10 20 J S J 5 J 25 +1 +1.5
28 7 A 8/
18
A H
28-1 7 A K 18 A S A 7 18 0 +1.5
29 9 2 11 6 D
29-1 9 2 K 21 6 6 10 10 26 +2 +3.5
30 J A BJ 8 8 2 10 +1.5 +5
31 J A BJ 8 8 3 11 +1.5 +6.5
32 4 J 14 8 H
32-1 4 J 5 19 8 S 8 J 18 +1 +7.5
33 9 A 10/
20
A A 10 BJ × -1 +6.5
34 10 7 17 9 S 9 9 18 × -1 +5.5
35 Q 8 18 J S J 4 A A 2 18 0 +5.5
36 9 5 14 2 S 2 J Q 22 +1 +6.5
37 8 A 9/
19
5 S 5 J 8 23 +1 +7.5
38 10 3 13 J H
38-1 10 3 5 18 J S J J 20 × -1 +6.5
39 2 7 9 7 H
39-1 2 7 6 15 7 H
39-2 2 7 6 5 20 7 S 7 10 17 +1 +7.5
40 2 Q 12 10 H
40-1 2 Q 4 16 10 H
40-2 2 Q 4 K 26 10 10 J 20 × -1 +6.5

※ 7回目は本来はスプリット
※ 11回目はインシュランスせずディーラーがBJ(ブラックジャック)で負け
※ 25-1回目はハードハンドの「14」と判断しヒットを選択
※ 33回目はインシュランスせずディーラーがBJで負け

ベーシックストラテジーの実践結果の検証

ハンナ
ハンナ
ブラックジャックでベーシックストラテジーを使った実践プレイの結果からわかることを説明します。

ベーシックストラテジーの効果は十分にある

今回は40プレイをしてみましたが、結果としては収支がプラスで終わっています。勝数は20なので勝率はちょうど50%です。

賭け金は同じですが、プレイヤーがBJ(ブラックジャック)で勝ったケースが3回、ダブルダウンを使った勝敗が3勝2敗と勝ち越していることも収支がプラスになったことに寄与しています。

勝ちにいく攻略法ではない

ベーシックストラテジーは決して積極的に勝ちを狙う攻略法ではないことも、実践プレイを通してわかります。

ディーラーがバーストすればプレイヤーの合計数はいくつでも関係ありませんし、逆にプレイヤーがバーストしてしまうとそこで負けが確定します。合計数が「12」以上でカードを追加すれば、常にバーストする可能性があることを意識する必要があるでしょう。

16回目は合計数が「12」でもスタンドしていますが、ディーラーがバーストして勝っています。

合計数が大きくてもヒットする理由

28回目は「7 A」のハンドで合計数が「18」となってもヒットしてカードを追加しています。これは「A」を「1」と数えれば合計数は「8」になるからですが、それでも「10」あるいは絵札が配られても合計数が「18」とさほど変わりありません。

それなのに積極的にカードを追加するのは、ディーラーのアップカードが「A」だからです。勝負が続くということはディーラーは「BJ」ではないということですが、それでもベーシックストラテジーではバーストの可能性があってもヒットすることを指示しています。

このように自分の判断では選択しないであろうアクションを示すところもありますが、確率的には有利であるという根拠があるのでそのまま従うようにしましょう。