カジノゲーム攻略法のウィナーズ投資法は、1回の負けを1回の勝ちで取り戻す方法です。しかし勝ち負けの数が同数になると、累積損失の2倍の利益が残る仕組みです。
ただしプレイ時間が長くなるケースがあるなど課題もある攻略法とあって、実際に稼げるのか気になる人も多いことでしょう。
ウィナーズ投資法とはどんな攻略法?
つまり外れの数と同数の当たりとなった時、損失額の2倍の利益を得ることになります。
勝率は50%近くで2倍配当のカジノゲームで使用できます。
オンカジでウィナーズ投資法は使えるの?
オンカジであれば、紙に賭け金を書く必要があるウィナーズ投資法が使えます。
ウィナーズ投資法が使えるゲーム
ウィナーズ投資法が使えるゲームは勝率が50%で2倍配当の賭け方ができるカジノゲームです。
ルーレット
ルーレットには勝率50%近くの賭け方に次のものがあります。配当はすべて2倍です。
- レッドブラック(赤・黒)
- オッドイーブン(奇数・偶数)
- ハイロー(1-18、19-36)
バカラ
バカラには次の賭け方がウィナーズ投資法で使えます。
賭け方 | 勝率 | 配当 |
---|---|---|
プレイヤーの勝ち | 44.62% | 2倍 |
バンカーの勝ち | 45.86% | 1.95倍 |
賭け金が大きくなると手数料も多く引かれるため、ウィナーズ投資法ではバンカーの勝ちへのベットは避けたほうがよいでしょう。
ブラックジャック
ブラックジャックの勝率は50%よりもかなり低くなりますが、還元率は98%ほどになるとされています。
また「ベーシックストラテジー表」を使うことで勝率を高めることが可能なので、ウィナーズ投資法を使うことも可能だと考えられます。
ウィナーズ投資法の使い方
ウィナーズ投資法は次の流れで実践します。
- 1単位の賭け金を決める
- 2連敗したらウィナーズ投資法を開始する
- 数列「1 1」と書く
- 左端の数字を2倍して1単位の賭け金を掛けた金額をベットする
- 当たれば左端の数字を消し外れたら左端の数字を2倍した数字を右端に加える
- 数列の数字が消えるまで④に戻る
数列の数字が消えると利益が残ります。
① 1単位の賭け金を決める
ウィナーズ投資法は最初に1単位の賭け金を決めます。
紙に書いた数列の数字にその1単位の金額を掛け合わせたものが賭け金になります。
たとえば1単位を1ドルと決めたら、数字が「8」となった場合には1×8=8ドルをベットします。
② 2連敗したらウィナーズ投資法を開始する
ウィナーズ投資法を使うゲームと賭け方を決めたら、最初に1単位の賭け金をベットします。2連敗するまでその賭け金は変えません。
2連敗した時点でウィナーズ投資法を開始します。
③ 数列「1 1」と書く
ウィナーズ投資法を開始するにあたり、紙に「1 1」と数字を書きます。
数字は右側に追加されていくので、左端に寄せて書くとよいでしょう。
④ 左端の数字を2倍して1単位の賭け金を掛けた金額をベットする
ウィナーズ投資法は常に、「左端の数字を2倍した数字」に1単位の賭け金を掛け合わせた金額をベットします。
最初の数列は「1 1」なので、左端の「1」を2倍して「2」とし、これに1単位の賭け金を掛け合わせます。たとえば1単位の賭け金が「3ドル」であれば、1×3=3ドルをベットします。
⑤ 当たれば左端の数字を消し外れたら左端の数字を2倍した数字を右端に加える
ベットした結果が当たりであれば、賭け金の2倍の配当を受け取ります。そして数列の「左端の数字」1つを消します。
もし外れた場合には賭け金は没収され、1単位の賭け金に掛け合わせた数字を「右端」に書き加えます。
最初の数列は「1 1」なので、当たった時と外れた時の数列は次のようになります。
・当たり:「1 1」
・外れ:「1 1 2」
⑥ 数列の数字が消えるまで④に戻る
ウィナーズ投資法は数列の数字がすべて消えるまで以上の流れを繰り返します。つまり、負け数と勝ち数が同じになれば1セットが終了するということです。
数字がすべて消えると、累積損失の倍の金額が利益として残る仕組みになっています。そのため長く勝ち負けを繰り返した場合には、数字がすべて消える前に利益が出ることになります。
そのため数字がすべて消えなくても、利益が出ればウィナーズ投資法を終了させても構いません。
ウィナーズ投資法の実践例
ここではバカラで「プレイヤーの勝ち」にベットし続けます。
1単位の賭け金は1ドルとします。
1回目:1ドルをベット(外れ)
バンカーが勝ったので外れます。次も1ドルをベットします。
トータル損益 | -1ドル |
---|
2回目:1ドルをベット(外れ)
バンカーが勝ったので外れます。
次からウィナーズ投資法を開始し、賭け金は「1×2=2」ドルになります。
数列:「1 1」
トータル損益 | -2ドル |
---|
3回目:2ドルをベット(勝ち)
プレイヤーが勝ったので当たりです。次の賭け金は「1×2=2」ドルです。
数列:「1」
トータル損益 | 0ドル |
---|
4回目:2ドルをベット(外れ)
バンカーの勝ちで外れです。次の賭け金は「1×2=2」ドルになります。
数列:「1 2」
トータル損益 | -2ドル |
---|
5回目:2ドルをベット(外れ)
バンカーが勝って外れです。次も「1×2=2」ドルを賭けます。
数列:「1 2 2」
トータル損益 | -4ドル |
---|
6回目:2ドルをベット(当たり)
プレイヤーの勝ちで当たりです。次の賭け金は「2×2=4」ドルになります。
数列:「2 2」
トータル損益 | -2ドル |
---|
7回目:4ドルをベット(当たり)
プレイヤーの勝ちで当たりです。次も「2×2=4」ドルをベットします。
数列:「2」
トータル損益 | +2ドル |
---|
8回目:4ドルをベット(当たり)
プレイヤーの勝ちとなり当たりです。これで数列の数字はすべて消えたので、ウィナーズ投資法は1セットが終了します。
トータル損益 | +6ドル |
---|
ウィナーズ投資法のメリット
利益を出す可能性が高い
ウィナーズ投資法は勝率が50%近くのゲームで使用すること、さらに勝ち負けの数が同数に近づくと利益が出ることから勝ちやすいのがメリットとなります。
当たりを予想する必要もないので、カジノゲーム初心者もルールさえ覚えれば使用できる点も利点だと言えます。
急激に賭け金が増えない
ウィナーズ投資法は短時間で利益を出す攻略法ではないかわりに、急激に賭け金や損失が増えることはほとんどありません。時間はかかりますがボラティリティが低めなのが特徴でありメリットとなります。
ウィナーズ投資法のデメリット
プレイ時間が長くなる可能性あり
ウィナーズ投資法のデメリットは利益が出るまで時間がかかる可能性があることです。勝ち負けを繰り返すと数列の数字がなかなか消えずに利益が出ません。
ただし連敗が続いたあとに連勝が続けば、数列の数字すべてが消えなくても利益は出ます。そのような時には利益が出た時点で1セットを終えてもよいでしょう。
利益率は低め
ウィナーズ投資法は勝ち負けを繰り返すと賭け金が倍になっていく仕組みです。マーチンゲール法に似ていますが、そこまで急激に賭け金が増えるわけではありません。
しかし連敗が続いたあとに勝ち負けを長く繰り返すと賭け金も累積損失もしだいに大きくなっていきます。そのような事態に備えて、運用資金に対する最初の賭け金をかなり少なくする必要があるため、利益率は低めになります。
ウィナーズ投資法を活用するポイント
ある程度のプレイ時間を確保する
ウィナーズ投資法は1回の負けを1回の勝ちで回収する仕組みなので、負け数が多くなった場合にはプレイ時間が長くなります。そのため、ある程度の時間を確保できる時に運用するようにしましょう。
利益が出た時点で終了する
勝ち数よりも負け数が多くなると、賭け金も累積損失も大きくなります。そして数字がすべて消えるまでかなり時間がかかります。
そのまま勝ち数が増えて数字がすべて消えるかもしれませんが、場合によっては勝ち負けを繰り返してさらに賭け金が大きくなる可能性もあります。
1単位の賭け金を少なくする
ウィナーズ投資法は時にプレイ時間が長くなり、それに伴って賭け金も累積損失も大きくなります。そのような事態に備えて、運用資金に対する1単位の賭け金は少なく設定しておきましょう。
たとえば資金が100ドルあるとすれば、1単位の賭け金を0.10ドルあるいは0.20ドル程度の割合にしておくとよいかもしれません。
まとめ:じっくりとウィナーズ投資法に取り組もう
ウィナーズ投資法は短時間で利益を出す攻略法ではないので、時間をかけて取り組む必要があります。
勝ち負けの数が同数に近づけば利益が出ますが、連敗が続けばプレイ時間も長くなります。
ウィナーズ投資法の実践レポート
オンカジのライブカジノではルーレットの出目データが記録されています。
このデータを使ってウィナーズ投資法の実践結果をチェックしてみましょう。ルーレットとバカラそれぞれの実践レポートになります。
ルーレットの実践方法と結果
ルーレットの出目データは次のものを使用します。
左上が最新の結果で、右下が1番古い結果となっています。直近の20回分のデータを使い、次の賭け方によるウィナーズ投資法の結果を見てみましょう。
- 「奇数」にのみベット
- 「偶数」にのみベット
- 前回と同じほうにベット
最初の賭け金は1ドルとします。
① 「奇数」にのみベット
回数 | 出目 | 結果 | 賭け金 | 数列 | 累積損益 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 赤 9 | ◯ | 1 | – | +1 |
2 | 赤 14 | × | 1 | – | 0 |
3 | 黒 10 | × | 1 | 1 1 | -1 |
4 | 黒 6 | × | 2 | 1 1 2 | -3 |
5 | 黒 26 | × | 2 | 1 1 2 2 | -5 |
6 | 赤 30 | × | 2 | 1 1 2 2 2 | -7 |
7 | 黒 6 | × | 2 | 1 1 2 2 2 2 | -9 |
8 | 黒 15 | ◯ | 2 | 1 2 2 2 2 | -7 |
9 | 赤 5 | ◯ | 2 | 2 2 2 2 | -5 |
10 | 赤 18 | × | 4 | 2 2 2 2 4 | -9 |
11 | 赤 25 | ◯ | 4 | 2 2 2 4 | -5 |
12 | 黒 15 | ◯ | 4 | 2 2 4 | -1 |
13 | 黒 26 | × | 4 | 2 2 4 4 | -5 |
14 | 赤 7 | ◯ | 4 | 2 4 4 | -1 |
15 | 赤 21 | ◯ | 4 | 4 4 | +3 |
16 | 赤 30 | × | 8 | 4 4 8 | -5 |
17 | 黒 6 | × | 8 | 4 4 8 8 | -13 |
18 | 黒 33 | ◯ | 8 | 4 8 8 | -5 |
19 | 黒 11 | ◯ | 8 | 8 8 | +3 |
20 | 赤 25 | ◯ | 16 | 8 | +19 |
※ 金額の単位は米ドル
② 「偶数」にのみベット
回数 | 出目 | 結果 | 賭け金 | 数列 | 累積損益 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 赤 9 | × | 1 | – | -1 |
2 | 赤 14 | ◯ | 1 | – | 0 |
3 | 黒 10 | ◯ | 1 | – | +1 |
4 | 黒 6 | ◯ | 1 | – | +2 |
5 | 黒 26 | ◯ | 1 | – | +3 |
6 | 赤 30 | ◯ | 1 | – | +4 |
7 | 黒 6 | ◯ | 1 | – | +5 |
8 | 黒 15 | × | 1 | – | +4 |
9 | 赤 5 | × | 1 | 1 1 | +3 |
10 | 赤 18 | ◯ | 2 | 1 | +5 |
11 | 赤 25 | × | 2 | 1 2 | +3 |
12 | 黒 15 | × | 2 | 1 2 2 | +1 |
13 | 黒 26 | ◯ | 2 | 2 2 | +3 |
14 | 赤 7 | × | 4 | 2 4 4 | -1 |
15 | 赤 21 | × | 4 | 2 2 4 4 | -5 |
16 | 赤 30 | ◯ | 4 | 2 4 4 | -1 |
17 | 黒 6 | ◯ | 4 | 4 4 | +3 |
18 | 黒 33 | × | 8 | 4 4 8 | -5 |
19 | 黒 11 | × | 8 | 4 4 8 8 | -13 |
20 | 赤 25 | × | 8 | 4 4 8 8 | -21 |
③ 前回と同じほうにベット
回数 | 出目 | 結果 | 賭け金 | 数列 | 累積損益 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 赤 9 | – | – | – | – |
2 | 赤 14 | × | 1 | – | -1 |
3 | 黒 10 | ◯ | 1 | – | 0 |
4 | 黒 6 | ◯ | 1 | – | +1 |
5 | 黒 26 | ◯ | 1 | – | +2 |
6 | 赤 30 | ◯ | 1 | – | +3 |
7 | 黒 6 | ◯ | 1 | – | +4 |
8 | 黒 15 | × | 1 | – | +3 |
9 | 赤 5 | ◯ | 1 | – | +4 |
10 | 赤 18 | × | 1 | – | +3 |
11 | 赤 25 | × | 1 | 1 1 | +2 |
12 | 黒 15 | ◯ | 2 | 1 | +4 |
13 | 黒 26 | × | 2 | 1 2 | +2 |
14 | 赤 7 | × | 2 | 1 2 2 | 0 |
15 | 赤 21 | ◯ | 2 | 2 2 | +2 |
16 | 赤 30 | × | 4 | 2 2 4 | -2 |
17 | 黒 6 | ◯ | 4 | 2 4 | +2 |
18 | 黒 33 | × | 4 | 2 4 4 | -2 |
19 | 黒 11 | ◯ | 4 | 4 4 | +2 |
20 | 赤 25 | ◯ | 8 | 4 | +10 |
バカラの実践方法と結果
バカラは「バンカーの勝ち」で勝った場合は配当が1.95倍と低いため、「プレイヤーの勝ち」へベットするか、あるいは前回勝ったほうにベットするかの2パターンとします。
使用したのはこちらの出目データ(罫線)です。
①「プレイヤーの勝ち」にベット
回数 | 出目 | 結果 | 賭け金 | 数列 | 累積損益 |
---|---|---|---|---|---|
1 | P | ◯ | 1 | – | +1 |
2 | B | × | 1 | – | 0 |
3 | B | × | 1 | 1 1 | -1 |
4 | P | ◯ | 2 | 1 | +1 |
5 | B | × | 2 | 1 2 | -1 |
6 | P | ◯ | 2 | 2 | +1 |
7 | P | ◯ | 4 | 1セット目終了 | +5 |
8 | B | × | 1 | – | +4 |
9 | P | ◯ | 1 | – | +5 |
10 | P | ◯ | 1 | – | +6 |
11 | P | ◯ | 1 | – | +7 |
12 | P | ◯ | 1 | – | +8 |
13 | B | × | 1 | – | +7 |
14 | P | ◯ | 1 | – | +8 |
15 | B | × | 1 | – | +7 |
16 | B | × | 1 | 1 1 | +6 |
17 | P | ◯ | 2 | 1 | +8 |
18 | B | × | 2 | 1 2 | +6 |
19 | B | × | 2 | 1 2 2 | +4 |
20 | P | ◯ | 2 | 2 2 | +6 |
※ 「P」はプレイヤーの勝ち、「B」はバンカーの勝ち
②前回勝ったほうにベット
回数 | 出目 | 結果 | 賭け金 | 数列 | 累積損益 |
---|---|---|---|---|---|
1 | P | – | – | – | – |
2 | B | × | 1 | – | -1 |
3 | B | ◯ | 1 | – | -0.1 |
4 | P | × | 1 | – | -1.1 |
5 | B | × | 1 | 1 1 | -2.1 |
6 | P | × | 2 | 1 1 2 | -4.1 |
7 | P | ◯ | 2 | 1 2 | -2.1 |
8 | B | × | 2 | 1 2 2 | -4.1 |
9 | P | × | 2 | 1 2 2 2 | -6.1 |
10 | P | ◯ | 2 | 2 2 2 | -4.1 |
11 | P | ◯ | 4 | 2 2 | -0.1 |
12 | P | ◯ | 4 | 2 | +3.9 |
13 | B | × | 4 | 2 4 | -0.1 |
14 | P | × | 4 | 2 4 4 | -4.1 |
15 | B | × | 4 | 2 4 4 4 | -8.1 |
16 | B | ◯ | 4 | 4 4 4 | -4.5 |
17 | P | × | 8 | 4 4 4 8 | -12.5 |
18 | B | × | 8 | 4 4 4 8 8 | -20.5 |
19 | B | ◯ | 8 | 4 4 8 8 | -13.3 |
20 | P | × | 8 | 4 4 8 8 8 | -21.3 |
※ バンカーへの勝ちでの配当は0.90倍で計算
ウィナーズ投資法の実践結果の検証
ルーレットでの実践検証
ルーレットは今回、奇数へのベットも偶数へのベットも勝敗はともに10回となっています。しかし後半に勝ち数が多い奇数へのベットが収支プラスになったことに対して、前半に勝ち数が多い偶数へのベットはマイナス収支となっています。
ゲーム結果に関しては予想できないので、どちらにもなりうることと考えたほうがよいでしょう。つまり偶数へのベットはこのあと、利益が出るまでプレイ時間が長くなる可能性があるということです。
前回の結果と同じほうにベットした場合は前半と後半ともに勝ち負けの数がほぼ同じとなり収支はプラスになっています。
バカラでの実践検証
今回はバンカーの勝ちにベットし続けるパターンは除いて実践しました。前回勝ったほうにベットした場合、やはりバンカーの勝ちにベットして当たった時の配当が少ないことも、収支の悪化にさらに影響しています。
バカラは時にプレイヤーの勝ちあるいはバンカーの勝ちがかなり続くことがあります。しかしその予想は難しいものですし、賭け方としてはやはり「プレイヤーの勝ち」一択になることを考えるとウィナーズ投資法をバカラで使用するのは難しいかもしれません。