オンカジに興味はあるものの「よくわからなくて不安」「違法性はないの?」など、仕組みに疑問を持っている方も多いでしょう。
この記事では、オンカジはどのように運営されているのか、誰が儲かるのかなどの仕組みを紹介します。
オンカジを利用するときの注意点も解説するのでぜひ最後までご覧ください。
オンカジとは?
海外を拠点に海外で運営されるオンカジにアクセスして、さまざまなゲームに勝つことで勝利金がもらえます。
違法?海外のオンカジ
マカオやラスベガス、フィリピン、韓国など、海外旅行へ行ったときにカジノをしても賭博罪には問われません。
同様に、海外に拠点があり海外で運営されているオンカジで遊ぶことについて、違法か合法かは解釈が分かれていますが、現在の法律では取り締まるのが難しいのが現状のようです。実際に「違法だ」「逮捕された」といいつつも、フタを開けてみると不起訴になっているなどはっきりと違法だといえない部分が浮き彫りになっています。
避けたいのは、日本で運営されているオンカジや、海外で運営されている日本人向けに特化したオンカジでプレイすることです。
オンカジが人気の理由
オンカジが人気の理由には次のようなものがあります。
- いつでもどこからでもアクセスできる
- さまざまなゲームが用意されている
- オンラインゲーム感覚で初心者でも遊びやすい
- ライブカジノでは本場のような臨場感がある
- 入金不要ボーナスで気軽に試せる
インターネットを介して参加できるので 24時間いつでも好きな場所からプレイできるほか、 幅広い種類のゲームが用意されているので自分の好みに合うゲームが見つけやすいのが主な理由といえます。
さらに、初心者でルールがあまりよくわからなくても自動的に進行してくれるので知識がない人でも遊びやすいことや、 ライブカジノの臨場感は海外へ遊びに来たかのような臨場感が味わえることも人気を加速させる要因になっています。
オンカジの主なゲーム
オンカジでは、本物のカジノで行なわれるさまざまなゲームをインターネット上でプレイできます。
オンカジでプレイできる主なゲームを紹介します。
- バカラ
- ルーレット
- ポーカー
- ブラックジャック
- スロット
これらのゲームにお金を掛けてプレイし、勝てば勝利金がもらえる仕組みです。
オンカジとお金(ペイアウト率)の仕組み
オンカジのペイアウト率は、オンカジにもよりますが90%~97 %です。一方、パチスロのペイアウト率は80%~85%、競輪や競馬で75 %前後と、オンカジのペイアウト率は他のギャンブルに比べると高く、プレーヤーが有利になっています。
プレーヤー側が儲ける仕組み
勝てば勝利金がもらえます。ペイアウト率の90%~97%を全プレーヤーでシェアしていると考えればよいのですが、勝ち続けることや負け続けることはなく、90%~97%が均等にシェアされるわけでもありません。
運を味方につけるのはもちろん、勝率を上げるための攻略法を駆使する、引き際を見極めるなどして、なるべく多くの勝利金を手にすることで儲けられる仕組みになっています。
オンカジ側が利益を得る仕組み
運営者が儲からなければ、オンカジの運営自体ができなくなります。
ペイアウト率が100 %にならないかぎりは、オンカジに利益が出るようになっています。
オンカジは24時間プレイされ、多くの人が繰り返し何度も遊ぶことで利益が膨らみます。また、オンラインで運営しているという特性上、人件費や店舗費用などの経費が少ないため利益を出しやすい仕組みになっています。
オンカジ運営の仕組み
オンカジは次のような会社や機関などから成り立っています。
オンカジ会社 | ソフトウェア会社から各ゲームソフトの提供を受けてカジノを展開している会社。 |
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ソフトウェア会社 | ルーレット、バカラ、ポーカーなど、オンカジでプレイされるゲームのソフトをオンカジ会社へ提供している会社。 |
プレーヤー | オンカジ会社が展開するカジノでプレイする。オンカジ会社への入出金は決済会社を通して行なう場合が多い。 |
決済会社 | クレジットカード会社や決済サービスを提供する会社。プレーヤーがオンカジ会社へ入金したり、オンカジ会社からプレーヤーへ払い出しをしたりするときに中継する。 |
審査機関 | オンカジ会社とソフトウェア会社、それぞれに不正なプログラムがないかを監査する機関。オンカジ会社に対してはペイアウト率の監査もおこなっている。 |
カジノ合法国政府 | オンカジ会社の運営に問題がないか審査をおこない、カジノ運営のライセンスを発行する。 |
オンカジ会社が単独で運営しているわけではなく、国や審査機関、ソフトウェア会社などが関わって運営される仕組みです。
信頼できるライセンスを発行しているカジノ合法国には次のようなところがあります。
- マルタ共和国
- キュラソー島
- ジブラルタル
- カナワケ
- マン島
- フィリピン共和国
国によってライセンスの信頼度が異なりますが、上記のような国のライセンスは比較的信頼度が高めです。
オンカジはイカサマできない仕組み
オンカジ運営会社にもソフトウェア会社にも厳しい制約があるため、オンカジは基本的にイカサマができない仕組みになっています。
オンカジ運営の条件が厳しい
オンカジを運営する際には、カジノ合法国の政府が発行するライセンスが必要です。ライセンス取得のためには、運営会社の経歴や資金繰りなど様々なことが審査にかけられます。
ライセンス発行の審査が厳しい国もあり、運営するまでには手間も時間もかかっています。そのため、お金を払えば誰でもライセンスを取得できるような国以外からライセンスを取得しているオンカジ会社がイカサマをするとは考えにくいです。
イカサマで利益を得るメリットよりも、ライセンスを剥奪されて営業できなくなるデメリットのほうがはるかに大きいです。
公平なプログラム
オンカジ会社は、ソフトウェア会社からゲームのソフトの提供を受けています。ゲームソフトのメンテナンスもソフトウェア会社がしており、オンカジ会社はゲームのプログラムに細工をしてイカサマすることができないようになっています。
多くのソフトウェア会社が提供するゲームは、乱数発生プログラムを利用して公平性を担保しています。また、プログラマーが不正をはたらかないよう、外部の監査機関からの定期的なチェックを受けています。
第三者機関からの監査を受けているのはオンカジ会社だけではありません。カジノのゲームを提供しているソフトウェア会社にも監査が入っています。
オンカジで入金・出金する仕組み
オンカジでは次のような方法で入金や出金をします。
- クレジットカード・プリペイドカード
- 銀行口座
- 仮想通貨
- 電子決済サービス
たとえば、仮想通貨で入金したのであれば、勝利金の払い出し方法も仮想通貨です。
ただし、クレジットカードやプリペイドカードを使って入金したときは、クレジットカードやプリペイドカードへの出金ができないため、別の方法を選択できます。
オンカジ勝利金と税金の仕組み
オンカジの勝利金は、一時所得という所得に分類されます。
所得に対しては所得税や住民税といった税金がかかるため、確定申告や住民税の申告といった手続きが必要になってくる可能性があります。
勝利金は一時所得
オンカジで得た勝利金は、15種類ある所得のうちの「一時所得」として計算します。一時所得の計算式は次のとおりです。
勝利金から経費をひいた金額が50万円以下であれば、一時所得は発生せず税金が課せられることもありません。
所得税や住民税に注意
所得税や住民税がかかってくることもあります。
所得税 | 自分で計算して納付する申告納税方式です。 確定申告で所得税額を申告し、納税する必要があります。 |
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住民税 | 賦課課税方式が採用されており、確定申告などで申告した所得金額をもとに納付すべき金額が計算されて通知されます。 |
確定申告をしていれば住民税の申告を別途する必要はありませんが、確定申告をしていない所得がある場合は自治体へ住民税の申告書を提出しなければなりません。
オンカジで遊ぶときの注意点
残念ながら詐欺などをはたらく悪質なオンカジも存在します。また、法律をよく知らないまま手当たり次第にオンカジで遊んでいると、逮捕される可能性もあります。
ライセンスなしのオンカジは避ける
カジノ合法国であっても、ライセンスなしで営業してれば違法カジノです。
ライセンスを取得しない・できない背景には、それなりの理由があります。
入金しても反映されない、出金できない、入金用に登録したクレジットカードが不正利用された、などのトラブルになる可能性が高いため、ライセンスがないオンカジでは遊ばないようにしましょう。
インカジは利用しない
インカジとは、インターネットカジノのことをいいます。インターネットカジノは、店舗に設置されているパソコンでカジノのゲームをプレイします。勝利金もその場で支払われます。
インターネットでプレイする点ではオンカジと似ているようですが、全く異なるものです。
日本人向けは避ける
海外にサーバーがあるオンカジであっても、実際の運営は日本であったり、日本人ディーラーが日本語でゲームを進行していたり、開催時間が日本時間に合わせられていたりと「どう考えても日本人向け」である場合、日本で賭博を行なったと受け取られて逮捕されたケースがあります。
まとめ
オンカジは、オンカジの運営会社だけでなく、ソフトウェア会社やライセンス発行国の政府、監査をおこなう第三者機関など、複数の組織が関係し合って運営される仕組みです。オンカジ会社が単独で運営するよりも、複数の目でチェックがあることから不正がされないようにする工夫ともいえるでしょう。