「ブラックジャック」はオンカジのなかでも還元率が高く、ルールも簡単であることから人気があるゲームのひとつです。
ブラックジャックをやってみたいけれど、ルールやゲームの進行がよくわからないという人のために、基本的なルール、用語、ゲームの進行や特殊ルールについて解説します。
ブラックジャックのルール
手札の合計値を21点に近づけるゲームです。 22点を超えると、バーストといって負けが確定します。
ブラックジャックでは、常にプレーヤーとディーラーが対戦します。 複数のプレーヤーがいても、それぞれがディーラーと勝負する形式であり、プレーヤー同士が対戦することはありません。
カードの数え方
カードに描かれている絵柄や数字によって点数が異なります。
ブラックジャックにおけるカードの数え方として押さえおくべきポイントは次の3つです。
- 2~10の数字はそのまま数える
- J、Q、Kは10として数える
- Aは1または11として数える
2~10の数字や、J、Q、Kを10として数えることについては難しくないでしょう。
少しだけ複雑なのは、Aを1として数えるのか11として数えるのかということです。
ちなみに、Aを1または11として計算する選択の余地がある手札の状態を「ソフトハンド」といいます。一方で、Aを含んだときに1としてしか扱えない手札の状態(手札が12以上になっている場合や、Aを1としてカウントしたときに12点以上になる場合)は「ハードハンド」といいます。
ブラックジャックの用語
ブラックジャックでよく使われる用語を表にまとめました。
ハンド | 手札のこと。 |
---|---|
ヒット | カードを追加で1枚引くこと。 |
ステイ(スタンド) | カードを追加せずに自分のアクションを終了すること。 |
バースト | 手札が22以上になり負けが確定すること。 |
プッシュ | 引き分け。 |
アップカード | ディーラーに配られる1枚目のカード。全プレーヤーへ公開される。 |
ホールカード | ディーラーに配られるもう1枚のカード。プレーヤーのアクションが終わるまで裏向き。 |
ブラックジャック | 手札が21点になること。最初に2枚配布された時点で21になっていれば「ナチュラルブラックジャック」といわれる。 |
ブラックジャックの進行
ブラックジャックのゲームは次のように進行します。
- プレーヤーに2枚、ディーラーに2枚のカードが配られる
このとき、プレーヤーは2枚とも表向きに配られる
ディーラーは1枚目が表向き(アップカード)、もう1枚は裏向き(ホールカード) - プレーヤーがカードを引く(ヒット)か、引かない(スタンド)かを決める
- プレーヤーがアクションを終了したらディーラーがホールカードを表にしてヒットかスタンドする
プレーヤーの特殊ルール(アクション)
ブラックジャックの魅力ともいえる、プレーヤー側の特殊ルール(アクション)を紹介します。ブラックジャックの基本ルールは単純ですが、ここで紹介する特殊ルールが加わることで面白さが無限大に広がるといってよいでしょう。
ダブルダウン
掛け金を2倍にするアクションです。2枚のカードが配られた時点のみ使えます。
ダブルダウンを宣言してから3枚目のカードをヒットします。
3枚目以降のカードをヒットしてからではできないため注意が必要です。
スプリット
最初に配られた2枚のカードが同じ数字のカードだった場合、ハンドを2つに分けてゲームを続けられる特殊なルールです。
スプリットをすると手札が2つに分けられ、それぞれの手札に対してヒットやスタンドが可能です。
インシュアランス
「保険」という意味のインシュアランス。ディーラーのアップカードがAのときにかける保険金をさしています。
ディーラー側でブラックジャックが成立すると、保険金に対して2倍の配当がもらえます。
また、ディーラー側でブラックジャックが成立しなかったときは、保険金のみが没収され、ベットした金額はそのまま残ります。
イーブンマネー
イーブンマネーは次の2つの条件が両方ともそろったときのみ可能なアクションです。
- プレーヤーの手札でナチュラルブラックジャックが成立している
- ディーラーのアップカードがA
イーブンマネーを宣言すると、ディーラーの手札が何であれプレーヤーの勝利が確定します。仮に、ディーラー側もナチュラルブラックジャックが成立していても引き分けとはならず、プレーヤー側の勝利となります。
サレンダー
いわゆる「降参」です。勝てないと思ったらサレンダーすることで、ベットした金額の半分は戻ってきます。大きな損失は抑えられますが、確実に資金は減っていくため使いどきは考慮すべきです。
ブラックジャックで勝つコツ
ブラックジャックのルールや進行を考えると、ディーラーやプレーヤーの腕のよさというよりは「運」が勝敗を左右するように思えるかもしれません。
たしかに、ブラックジャックはどのカードが配られるか、ヒットによってどんなカードが来るのかといった運要素が強いゲームです。
しかし、プレーヤー側が勝ちやすくなる理屈が存在するのもまた事実です。ここからは、ブラックジャックで勝つためのコツを紹介します。
11点以下なら必ずヒット
手札が11点以下であれば、どんなカードを引いてもバーストすることはありません。必ずヒットしてカードを追加しましょう。
12点~16点はディーラーのアップカードで判断
手札が12~16点の場合は、ディーラーのアップカード(表向きになっているカード)の数字と手札の数字から判断します。
裏向きにされているホールカードは常に10点として考えましょう。
10.J.Q.Kはどれも10として計算するため、全カードのうち3分の1は10点です。
たとえば、ディーラーのアップカードが5で自分の手札が13点の場合、ディーラーの点数を15点と読めば、自分の手札(13点)では負けてしまうことがわかります。
17点以上はスタンド
ディーラーは手札が17点以上の場合、必ずスタンドしなければいけないというルールがあります。自分の手札が17点以上の場合は、ディーラーに点数で負けるよりもバーストによって負ける確率が高いためスタンドするのが定石です。
まとめ
ブラックジャックはシンプルでわかりやすいルールなので、オンカジ初心者でも遊びやすいゲームのひとつといえます。
すべて運任せのように見えるかもしれませんが、スプリットなどプレーヤー側のアクションが勝敗を左右することもあります。また、勝つための理屈を知っているのといないのとでは、勝ちやすさも変わってくるでしょう。
オンカジで実践しながらブラックジャックの面白さを体感してみてください。