オンカジのライブカジノではディーラーとの勝負を楽しめるポーカーがあります。プレイヤー同士の対戦とは異なるルールですが、これからポーカートーナメントなどに挑戦したい人にはよい練習になります。
そこでライブカジノのポーカーにおける攻略を詳しく解説します。確率をベースにするので、誰でも理解しやすい内容となっています。
オンカジのライブカジノポーカーとは?
オンカジのライブカジノで遊べるポーカーはユーザーとディーラーが勝負する形になります。
ライブカジノポーカーの仕組み
オンカジのライブカジノポーカーは1つのテーブルに複数のユーザーが参加できる仕組みになっています。オンラインポーカーサイトとは異なり、オンカジのポーカーではユーザー同士の対戦はできません。
配られるカードはゲームに参加するユーザーすべてが共有し、そのハンド(手持ちのカード)とテーブルに開くコミュニティカードとの組み合わせで、ディーラーのハンドと勝負します。
ライブカジノポーカーのルール
オンカジのライブカジノポーカーにはいくつかの種類がありますが、基本的なルールは同じです。ユーザーのハンドとディーラーのハンドのどちらが強いかにより勝敗が決まります。
ライブカジノポーカーのカードの強さ
オンカジのライブカジノポーカーも通常のポーカーと同じようにカードの強さが決まっています。カードは次のような順番で強くなります。
A(エース)>>K(キング)>Q(クイーン)>J(ジャック)>10>9>8>7>6>5>4>3>2
スーツ(カードの絵柄)による強さの違いはありません。
ライブカジノポーカーの役について
オンカジのライブカジノポーカーも一般的なポーカーと同じような役を作ります。ポーカーの役は強い順に次のようになります。
※スーツ…カードの絵柄のこと
※ランク…カードの数字のこと
役の名前 | 説明 | 例 |
---|---|---|
ロイヤルストレートフラッシュ | 同じスーツでAから強い順にカードが並ぶ | A♡K♡Q♡J♡10♡ |
ストレートフラッシュ | 同じスーツで連続する5枚のカード | Q♤J♤10♤9♤8♤ |
フォーカード | 同じランクの4枚とほかの1枚 | 8♡8♤8♢8♧J♡ |
フルハウス | 同じランクの3枚と別の同じランクの2枚 | J♢J♤8♡8♢8♧ |
フラッシュ | 同じスーツの5枚 | K♤10♤9♤6♤4♤ |
ストレート | 連続する5枚のカード | 10♡9♢8♤7♤6♧ |
スリーカード | 同じランクの3枚と異なるランクの2枚 | Q♡Q♢Q♧9♢5♤ |
ツーペア | 同じランク2枚が2組 | J♤J♧7♡7♢K♧ |
ワンペア | 同じランク2枚と異なるランク3枚 | K♡K♤9♢6♢5♡ |
ハイカード | 上記のいずれでもないカード | A♢K♡9♡7♤2♧ |
ライブカジノポーカーのゲームの流れ
オンカジのライブカジノポーカーは次のような流れでゲームが進行します。
① ユーザーが賭け金をベットする
② カードが配られる
③ ゲームを続ける場合はチップを賭ける
④ ゲームから降りる場合はベットした賭け金を放棄する
⑤ 最後にディーラーのカードをオープンし勝敗が決まる
⑥ ディーラーに勝てば配当を受け取る
ライブカジノポーカーの配当について
オンカジのライブポーカーはディーラーに勝つと配当を受け取り、負けると賭け金は没収されます。
勝った時の役に応じて配当が決まりますが、そのルールはポーカーの種類によって違います。
オンカジのライブカジノポーカーの種類
オンカジのライブカジノポーカーには次の2種類をはじめ、さまざまなゲームがあります。
テキサスホールデム
ユーザーには表向きに、ディーラーには裏向きに2枚ずつカードが配られ、テーブルに開く5枚のカードとの組み合わせで強い役のほうが勝つライブカジノのポーカーです。ゲームの開始前にアンティベット(ゲームの参加費の支払い)をします。
テキサスホールデムのルール
ユーザーは次のベットラウンドでアクションを選択します。賭けるベット金額はアンティベットの何倍かという形になります。
ベットラウンド | アクション |
---|---|
プリフロップ | 4倍ベット |
3倍ベット | |
チェック(ベットせずに次へ進む) | |
フロップ | 2倍ベット |
チェック | |
ターン・リバー | 1倍ベット |
アンティベットを放棄してゲームから降りる |
最後にフォールドするとアンティベットを放棄してゲームから降ります。アクションが終わるとディーラーのカードを開いて勝敗が決まります。
テキサスホールデムのベットラウンド
テキサスホールデムには次の3回のベットラウンドがあります。
プリフロップ | プレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られる |
---|---|
フロップ | テーブルに3枚のカードが開く |
ターン・リバー | テーブルに2枚のカードが開く |
テキサスホールデムの配当
ライブカジノのテキサスホールデムポーカーはアンティとアクションプレイのベットそれぞれ配当の仕組みが違います。
アンティはディーラーがワンペア以上でユーザーが勝てば2倍の配当を受け取り、ディーラーがワンペア以上でなければユーザーに役が出来ていても引き分けになります。
アクションプレイの配当は勝てば2倍となります。さらにゲーム開始前に「アンティプラス」をベットしていれば、出来た役に応じた配当を獲得します。
アンティプラスについて
最初に「アンティプラス」にもベットすると、勝った時の役に応じて次の配当を獲得します。
ロイヤルフラッシュ | 501倍 |
---|---|
ストレートフラッシュ | 51倍 |
フォーカード | 11倍 |
フルハウス | 4倍 |
フラッシュ | 2.5倍 |
ストレート | 2倍 |
ほかの役の場合は配当が発生しません。
カジノホールデム
カジノホールデムはテキサスホールデムのルールをシンプルにしたライブカジノのポーカーです。ユーザーとディーラーに2枚のカードを配り、テーブルに開いた5枚のカードとの組み合わせによる役の強さで勝敗が決まります。
カジノホールデムのルール
ライブカジノポーカーのカジノホールデムもテキサスホールデムと同様に、ゲーム開始前にアンティベットします。
次にユーザーとディーラーに2枚ずつカードが配られ、さらにテーブルに5枚のカードを表向きに置きます。この時点でユーザーは次のアクションのうちどちらかを選びます。
2倍ベット | アンティの2倍をベットします |
---|---|
フォールド | アンティベットを放棄してゲームから降ります |
カジノホールデムの配当
カジノホールデムはテキサスホールデムとは異なり、ディーラーに勝つとアンティベットの配当はユーザーの役に応じて決まります。
アクションプレイの賭け金はディーラーに勝てば2倍の配当となりますが、ディーラーに4のワンペア以上の役が出来ていないと引き分けになります。
オンカジ ライブカジノポーカー攻略のコツ
オンカジのライブカジノポーカーで勝つための戦略を説明します。
ポーカー攻略は確率を重視
オンカジのライブカジノポーカーに限らず、プレイヤー同士のポーカープレイでは確率が重視されています。そして「確率×期待できる配当倍率」が「1以上」であること、つまり期待値がプラスの時に勝負します。
たとえば2人のプレイヤーと対戦している状態で、勝てば賭け金に対して3倍のチップを獲得できるとします。この場合、勝率が3分の1を超えると期待値はプラスになります。
ポーカーのゲームプレイでは期待値(EV:Expected Value)を計算し、常に期待値がプラスとなる時にゲームに参加し続ければ手持ちのチップが増え続けると考えられています。
ポーカー攻略で確率を確認する方法
オンカジのライブカジノポーカーも52枚1組のカードを使うので、配られたカードやテーブルに開いたカードなどをチェックすればどの程度の勝率となるのかを計算できます。
しかし実際にはその計算は複雑なので、ゲームプレイ中に暗算で算出するのは困難です。
そこでカードを入力すれば勝率が算出されるオンラインサービスやアプリなどを活用します。
ポーカー攻略での確率確認の具体例
たとえば次のような確率計算オンラインサービスを利用するとします。
ディーラーのカードは見えないので、まずは自分のカードを入力します。
このようにプリフロップの時点ではどの程度の勝率なのかが表情されます。「K♡10♢」と入力すると「58.1%」と算出されます。
アクションの決め方
チップをさらに賭ける(レイズする)か、あるいはチェック(レイズしない)かを選択して次のベットラウンドに進むかどうかは勝率を見て判断します。たとえばプリフロップの段階では勝率が50%未満であればチェックを選択するとします。
次にテーブルに開いたカードを入力します。
フロップでテーブルに「A♤9♧6♧」が開くと勝率が「48.2%」と50%未満になっているので、チェックして次のベットラウンドに進むのがよいでしょう。
最後のベットラウンドで「10♡9♢」が開くと勝率は「67.9%」と高くなります。そこでベットしてこのまま勝負するとします。
相手が「Aと6のツーペア」となり負けますが、もちろんこのようなケースは珍しくありません。大事なのは勝率が高い時にゲームを続けることで、資金が増え続ける可能性は高くなるということです。
オンカジ ライブカジノポーカー攻略の実践例
それでは実際にオンカジのライブカジノポーカーでの攻略実践例をご紹介します。
ポーカープレイの条件
ここではライブカジノの「テキサスホールデムポーカー」の例で説明します。
プレイヤー同士の対戦でも人気のテキサスホールデムに近いルールなので、初心者の練習には最適です。なお、最初にベットするのはアンティベットのみで、アンティプラスにはベットしません。
勝率60.8%で2倍ベット:勝利
ライブカジノのテキサスホールデムポーカーで最初に配られたカードは「6♤ 5♤」です。
プリフロップ:勝率40.8%でチェック
ライブポーカーでの勝率は「40.8%」となっています。プレイヤー同士の対戦ではフォールドするハンドです。
ライブカジノ「テキサスホールデムポーカー」には最後のベットラウンドまで「フォールド」のアクションはありません。そこでこのプリフロップではチェックして次のベットラウンドに進みます。
フロップ:勝率60.8.%で2倍ベット
フロップのベットラウンドでテーブルに3枚のカードが開き、「6のペア」が出来ます。ただ「A」や「Q」といった上位のカードがあるので、通常のポーカーではチェックまたはフォールドを選択する場面でしょう。
ライブカジノのポーカーでは勝率に従ってベットしてもよいですし、あるいはチェックしても構いません。ここではアンティの2倍をベットしてみます。
ターン・リバー:勝率51.6%でアクションなし
フロップで2倍ベットをしたので、ターン・リバーでのアクションはありません。
ライブカジノポーカー最後のベットラウンドでテーブルには「4♤K♡」が開きます。ユーザーのハンドは「6のペア」のままです。
勝敗:勝ち
ディーラーがカードをオープンし「2♢10♡」が開いてユーザーの勝ちとなります。
勝率84.5%で2倍ベット:勝利
次のライブカジノポーカーではユーザーに「J♧2♧」が配られます。
プリフロップ:勝率45.7%でチェック
フロップの段階では勝率は「45.7%」となります。勝率が50%に満たないので、ここではベットせずにチェックして次のベットラウンドに進みます。
フロップ:勝率84.5%で2倍ベット
フロップでテーブルに「J♤10♡2♡」が開き「Jと2のツーペア」が出来ます。勝率は「84.5%」と算出されます。
ユーザー同士の対戦でもこのケースではかなり優位性が高いので、いかにチップを増やすかを意識した戦略を練る場面になります。このライブカジノポーカーでは2倍ベットのアクションを選択します。
ターン・リバー:勝率99.1%でアクションなし
最後のターン・リバーでは「J♢7♧」が開きます。
ユーザーには「Jと2のフルハウス」が完成し、勝率は99.1%と算出されます。
プレイヤー同士の対戦ではここで大きくベットしても、ほかのプレイヤーは警戒してフォールドする可能性が高い場面です。あるいはそれを逆手に取ってブラフをする人もいるでしょう。
このライブカジノポーカーではすでにフロップでベットしているのでアクションはありません。
勝敗:勝ち
ディーラーが開いたカードは「A♡5♢」です。ディーラーは「Jのペア」なのでユーザーの勝利となります。
勝率56.2%で1倍ベット:勝利
次のライブカジノポーカーではユーザーに「Q♢9♢」が配られます。
プリフロップ:勝率56.0%でチェック
ライブカジノポーカー3戦目のプリフロップは勝率が56.0%と算出されます。プレイヤー同士の対戦では積極的にベットしない場面ですが、このライブカジノポーカーでも勝率があまり高くないのでチェックを選択して次のベットラウンドに進みます。
フロップ:勝率31.4%でチェック
フロップでテーブルに「A♧7♧5♧」が開きます。ユーザーに役は出来ずに勝率は「31.4%」と算出されます。このフロップでもチェックを選択して次のベットラウンドに進みます。
ターン・リバー:勝率56.2%で1倍ベット
ターン・リバーでテーブルに「8♢6♧」が開きます。ユーザーには9をハイカードとするストレートが完成しますが、勝率は「56.2%」と算出されます。勝率が50%を上回っているので、ここは1倍ベットを選択します。
勝敗:勝ち
ディーラーのカードが開き「J♡10♡」の役なしなのでユーザーの勝利となります。
勝率82.3%で2倍ベット:負け
4戦目のライブカジノポーカーではプレイヤーに「A♧Q♢」とかなり強いカードが配られます。
プリフロップ:勝率63.7%でチェック
プリフロップの段階で勝率は「63.7%」と算出されます。高めの数字ではありますし、ユーザー同士の対戦でもこれは強気でプレイする場面です。
しかしライブカジノのポーカーではここで4倍ベットあるいは3倍ベットをして負けた場合、以降でのゲームプレイでその損失を回収するためには同額以上をベットすることになります。そのリスクに対して勝率は十分に高いとは言えないので、ここはチェックします。
フロップ:勝率82.3%で2倍ベット
フロップではテーブルに「2♤Q♧K♡」が開きます。ユーザーには「Qのペア」が出来て勝率は82.3%になります。
手持ちのハンドには「A」もあることから、かなり高い優位性にあると判断できます。もちろんこの時点で2倍ベットをします。
ターン・リバー:勝率80.2%でアクションなし
ターン・リバーではテーブルに「8♢5♢」が開き、勝率は80.2%になります。すでにフロップでベットしているので、このベットラウンドではアクションはありません。
勝敗:負け
ディーラーのカードが開くと「K♤4♡」なので「Kのペア」となります。ユーザーと同じペアですが、ディーラーのほうが高いランクのカードなのでユーザーの負けとなります。
ライブカジノポーカー攻略の注意点
オンカジのライブカジノポーカーを攻略する際の注意点を説明します。
ポーカー攻略の賭け金が一定ではない
ライブカジノポーカーの攻略では勝率をもとにベットするか否かを判断します。しかし賭け金は常に一定ではない点に注意しましょう。
たとえばプリフロップの時点で4倍ベットを選択すると、アンティベットと合わせて5倍のベット金額になります。もし5倍ベットで負けた場合には、以降のゲームプレイでターン・リバーの1倍ベット(トータル2倍ベット)で勝ったとしても損益はマイナスになります。
アンティベット額の調整が必要
ライブカジノポーカーでの攻略で賭け金が一定ではないことから、最初のアンティベット額の調整が必要であることがわかります。
ただしアンティベット額を増やしたあとに、プリフロップで3倍ベットあるいは4倍ベットをすると賭け金はかなり大きくなります。そこで負けると損失が大幅に増えてしまいます。
そのためターン・リバーまでは様子を見るなどの工夫が必要になるでしょう。
ターン・リバーの勝率は半々ではない
もしターン・リバーまで様子を見る場合、最後のベットラウンドでの勝敗が半々になるわけではない点に注意しましょう。
ユーザーが勝つか負けるかという点では勝率が50%以上になるか50%未満になるかの2択になります。しかしその出現頻度は決して半々になるわけではないということです。
またフォールドする時の賭け金に対して、勝負する時の賭け金が2倍になる点も留意しておきましょう。
オンカジ ライブカジノポーカーを攻略してみよう
オンカジのライブカジノポーカーは慣れると難しいものではありません。勝率を計算できますし、その数値を根拠にアクションを決めることができるからです。
基本的にライブカジノポーカーもプレイヤー同士の対戦と同じように確率をベースにした攻略となります。オンカジで練習をすれば、プレイヤー同士の対戦となるトーナメントにも参加できるようになるでしょう。まずはオンカジでライブカジノのポーカーをプレイしてみてはいかがでしょうか。